当センターでは、さいたま市在住のお客様の相談が比較的多くございます。さいたま市は合併後の人口も100万人を超え、東京にも近い事情から当センターへ相談される件数も多いようです。
今回お取引されたお客様は、大宮区のマンションにお住いでご主人がお仕事の関係で単身赴任、お子様も独立され今は奥様一人で住んでおられました。それぞれ家族が別々の生活をされ、その経済的な事情から従来まで返済してきた住宅ローンが滞るようになったのです。今回、奥様より電話相談があり色々お話を聞いたうえ、ご主人様とも話し合われ任意売却を決意されました。
依頼の受けたマンションは築年数も浅く需要の見込めるロケ―ションでしたが、大型犬の飼育をされた関係で部屋の壁やフローリングの傷みが激しい状態でした。それもあり、通常は同じマンションの取引価格より売出価格を減額せざる得ません。しかし、債権者である保証会社では内部を確認する作業までしないため、査定段階においてマイナス部分を説明しても理解が得られず、当初は債権者側の希望する販売価格となりました。それでも、何度も報告書を提出し価格改定を債権者へ申入れ、それが認められて最初の販売活動開始から4カ月目に購入希望者が現れ契約に至りました。
このように各保証会社や債権回収会社によっては、独自の査定機関をもって価格提示する場合もあり、その方法や考え方も債権者によって大きく異なります。特に任意売却の場合、買主との折衝より債権者との価格交渉や引越代の交渉が重要なポイントとなります。
また、通常売却と違い時間の制限もあることから、債権者の提示した金額のまま価格改定をしなければ競売になってしまうケースもございます。
このことから、任意売却の業者選択は慎重に決めなければなりません。もちろん一般の不動産業者でも任意売却は可能です。しかし、最悪の競売を避けるためには、その業に特化した専門のプロにお任せすべきです。先々住宅ローンに不安をお感じの方は参考にして下さい。
2016.10.31
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