数ヶ月前から任意売却のご依頼をいただいたお客様で、奥様が連帯債務者となっている案件がありました。
しかし、ご自宅の販売中にご主人様が急に連絡が取れなくなり、任意売却を断念せざる得ない状況になってしまったのです。奥様がご主人の知人関係や、いつも通っている銭湯などを当たって探して貰ったのですが行方が分からず、ご本人は色々借金もあるためか、一切電話にも出ず留守電をいれても駄目でした。
ご本人にも事情はあるにせよ、この段階で任意売却を止める事で迷惑のかかる関係者は多いのです。
・連帯債務者の奥様
・任意売却に協力いただいた債権者様
・購入を検討いただいている買主様
・販売のために活動した仲介業者
しかし、このまま売却を進めていても所有者であるご主人が見つからない状況では契約も決済も行えません。
債権者には、状況をお話して任意売却ができないため競売の手続きに移行していただくよう連絡し、奥様にも了解いただきました。
このようなケースは稀ですが、身内である奥様には一報入れてほしいですね!心配していますから・・・
どんな苦境にあっても解決する方法が必ずあると信じています。
逃げていては回りに迷惑がかかるだけでなく、何の問題解決にもならない事を改めて感じました。