近年では任意売却の相談も複数の業者へ相談されるお客様も増えております。失敗しないためには、面倒でもその方法をお勧めします。
その中で、他社の任意売却業者へ相談したお客様が「住宅ローンの返済を止めて下さい」と言われ、確信が持てず当センターへ連絡してきたようです。「止めるように言われたので払わなくていいんですよね!」と再確認するように電話先からの問合せです。
確かに任意売却を成立させるためには、ローンを滞納して期限の利益を喪失する必要がありますが、それは任意売却を行うために業者の都合で発した言葉ではないかと推測されます。
しかし、決して払わなくて良いのではありません。ローンの返済が可能なのに払わないのは、単に契約違反です。
諸事情で住宅ローンの返済が困難となり、結果として任意売却を選択する訳で、業者から言葉だけにベクトルを向けて行動すると後々のトラブルになりかねません。
・なぜ、返済を止める必要があるのか納得できるまで説明すべき
・担保割れの状態であることを確認してから止めるアドバイスをする
・個人信用情報に滞納記録や事故情報が載ること
・遅延損害金が付くこと
・万一、任意売却が不成立の場合リスクも説明
・任意売却した後の残債は返済義務があること
ここ数年で任意売却業者も増えておりますが慣れていないのか、きちんと説明されない担当者もおりトラブルも多いようです。
これまで返済してきたローンを止める場合のリスクを分り易く説明し、そのうえで任意売却を行うかどうか、お客様の判断を仰ぐ必要があります。
「返済を止める」を「払わないで良い」と、お客様が都合のいい解釈をしないように、説明する側も気を付けなければなりません。
2022.9.6
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