競売物件の入札に初めて参加される方は、物件の基準価格に目が行ってしまい諸費用について見落としがちになります。では、入札にあたってはどの段階で資金が必要となり、落札額以外にどんな費用が発生するのか検証しましょう!
■入札段階
入札期日までに、基準価格の20%の入札保証金を裁判所の指定口座へ送金します。
落札できなかった場合は、開札日から1週間程度で返金されます。
■代金納付時
・売却許可決定が届いたら、落札代金から保証金を控除した額を期日までに振り込みます。
・代金納付には所有権移転と抹消登記の登録免許税がかかります。
・その他、関係書類送付のため使う切手を用意します。
■所有権移転後
・マンションの場合、管理費の滞納額を管理組合へ納める必要があります。
(できるなら、遅延損害金の免除を申し出してください)
・占有者が退去しない場合は強制執行しなければならず、その費用が発生します。
・占有者に立退料を支払う事で、立退きを早期解決できる場合があります。
・代行業者へ依頼して落札した場合は、業者への手数料が発生します。
・一般的に競売物件の室内は荒れていることが多いので、設備の修理や内装工事が必要となります。
このように、競売物件を安く落札したつもりが、諸費用が多額にかかり後悔しないよう気を付けてください。
また、落札したが残代金の資金が用意できない場合、入札保証金は返金されませんので十分に資金計画をたてる必要があります。
競売のスケジュールは不動産競売と相談時期をご参照ください。
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