競売物件のローンについて
ここ数年の競売市場をみると、価格の高騰が目につきます。依然として、不動産業者の仕入れによる競売の参加が主な原因ですが、それとともに一般個人の入札が多くなった事も大きな要因といえます。
ところで、競売の代金は原則として現金で納付しますが、数年前より代金納付の際に抵当権を設定する事ができるようになりました。競売でもお金を貸してくれる金融機関があればローンを組めると言うことです。しかしながら、ほとんど銀行は競売の住宅ローンを扱えないのが現実なのです。それはなぜか?
■銀行が扱えない理由は
・落札できるか不明な物件の事前審査ができない
・開札から残金までの期間が短くなっていて、審査期間がとれない
・保証会社との2重構造のため
・融資実行時点で明け渡しを完了していなければならない
競売トラブルで殺人事件
先日、岡山県で競売の立ち退きを巡るトラブルが原因で殺人事件がありました。
「岡山県警は、自宅の競売をめぐってトラブルになった不動産仲介業の男性を殺害したとして、殺人容疑で37歳の無職の容疑者を逮捕した。県警によると、不動産仲介業の男性は容疑者の自宅を競売で落札した人から依頼され、昨年秋ごろから自宅を明け渡すよう容疑者と交渉していた。県警は同容疑者に事情を聴いたところ、殺害を自供。同県美作市のダム湖から遺体が見つかった。」という事件。
競売によるトラブルは以前にもありましたが、この殺人事件を聞いて残念というかショックを受けてしまいました。競売に移行する前に何か手段はなかったのか? たまたま親身に相談できる人がいなかったのか?
借金がどれだけあって自己破産しても、必ず再建できるし手段もあるはず・・・
人を殺してしまえば残りの人生を「悔いと償い」で過ごさなければなりません。
競売や任売を扱う事業者である私たちにとって、この仕事は大変重要な位置づけであると認識させられた事件でした。
kobayashi
競売件数が2倍に!
給与カットで住宅ローンが返済できず、マイホームを手放す人が都市部で目立っている。東京、大阪、名古屋の3地裁が2009年度上期(4~9月)に扱った住宅など不動産の競売件数は、07年度下期の約2倍。不動産業界によると、少しでも高く売ろうと「任意売却」を選ぶケースも増えている。
不動産鑑定会社「三友システムアプレイザル」(東京)によると、3地裁が09年度上期に扱った土地、建物、土地付き建物、マンションの競売件数は計5271件。08年度の下期より525件多く、2704件だった07年度下期の約2倍に増えている。
理由の多くは、給与カットに伴う住宅ローンの滞納。一般的に金融機関は返済が3カ月以上滞ったローンを不良債権と見なす。その後も滞納が続けば、担保とする不動産の競売を裁判所に申請する。
だが競売で不動産を手放す場合、市場価格より3~4割安くなるとされる。このため最近は、任意売却で不動産を手放す人が増えてきた。
(参考記事 朝日新聞)







