最近、テレビ番組でもよく取り上げられる事故物件。あるアンケートでは約20%の人が事故物件に住んでも良いと答えています。先日は千葉の5000万相当の豪邸が、1111万円で落札されたことでも話題になりました。この家、殺人事件が起こり、まだ犯人が見つかっていない曰くつきの物件です。
事故物件は、安い、怖いなどのイメージがつきまといますが、実際のところどうなんでしょうか?
事故物件とは殺人、自殺、火災や災害による死者、事故、孤独死などで前住人が亡くなった物件のことを言います。心理的瑕疵と考えられていて、売り主には告知義務があります。例えば前住人が、対象となる物件で致命傷を負い、病院で亡くなった場合でも告知義務を免れることは出来ません。その一方で、告知義務の範囲は定まっておらず、老衰などによる死は新しい住居者に言うか言わないか不動産屋によって対応が違います。
事故物件の中には、同物件内で別々の事件・事故によって複数人が亡くなっている不動産があります。それが心霊的な話なのかは誰も証明することは出来ませんが、事故物件に関して有名な大島てるさんはこう語っています。
事故物件には、天井が低かったり、日当たりが悪いなど住居環境に原因があり、心理的な鬱憤を招いてしまう部屋、ゴミの出し方のマナーや地域住人のマナーが悪いなど放火に遭いやすいケースなどが存在するそうです。確かに繰り返し事件が起こりやすいのもうなずけますね。
しかし、事故物件に住んでみた人の体験談は悪いものばかりではありませんでした。例えば殺人は無理だけど、孤独死だったらまだ良いかと思い、相場より家賃が数万円安くて入居したAさん。入居後5年経っても未だ何も起きず、今は気に入って住んでいる、こう言った人も少なくはありません。外国ではこういったケースが新聞や雑誌に取り上げられ、事故物件は大きなビジネスチャンスとして注目を集めているのだとか。
ところで事故物件も任意売却することが出来ます。しかし任意売却の場合でも、不動産屋さんへの告知義務は免れることが出来ません。お近くの専門機関にご相談してみてくださいね。
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