競売と比べれば遥かにデメリットの少ない任意売却ですが、任意売却にもデメリットはあります。また悪質な任意売却を仲介する業者があり、判断力が必要です。任意売却が可能な時期は競売の期間入札が始まる頃までと言われています。あくまで目安ですが、その時期は借入金の返済が滞ってから1年ぐらいでやってきます。
考えあぐねている間にあっという間に競売に掛かってしまうのです。慌てて任意売却に取りかかっては冷静な判断が出来ません。任意売却を最後の手段と考えている人もいるでしょう。新たな雇用先を見つける、ローンの組み直し先を見つけるなどの早期取り組みはもちろんですが、任意売却のことも返済が滞るもっと早い時期から検討しておく必要があります。
任意売却の問題点①ブラックリストに載る
任意売却をすると、金融機関のブラックリストに載ります。しかし、これは任意売却をしたからというよりは、ローンの返済が滞ったという理由です。従って任意売却を行う時点では、ブラックリストに載ることは不可避です。
悪質な業者の多くが最初から多額の引越し費用や現金の受け渡しを約束したりしてきます。逼迫した状況だとこの甘い話に引っ掛かってしまうかもしれません。しかし、こういった業者の多くは適正価格より安い金額で住宅を売却し、転売による利益を得ようとしています。もちろん、良質な業者さんの中にも引越し費用を約束してくれるところがありますが、甘過ぎる話には注意した方が良いでしょう。
任意売却の決断を行えば、必ずしも問題が解決するという訳ではありません。まず債務者が同意してくれなければ任意売却を行うことは出来ません。税金を払わず差し押さえをされている場合も滞納している金額を納税し差し押さえを解除してもらわないと売却出来ません。これらの条件をクリアしていても物の売買ですので、取引出来なかった、思っていた資金が手に入らなかったということがあります。
こういった問題を解消したり、見極めたりするために、任意売却には時間が必要です。返済が滞った時点ではなく、できる限りもっと前から任意売却の可能性を視野に入れて考慮しておくべきでしょう。
東京都品川区西五反田一丁目11番1号
アオイス五反田駅前602号室
TEL 03-3492-5721
FAX 03-3492-8410
<サポートエリア>
首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
を中心に全国対応いたします。