住宅ローンは、30年、35年といった長期での支払いになります。そのため、最初の内は順調でも、様々な要因によって返済ができなくなることもあるかもしれません。そういった場合に、住宅ローンはどうしたらよいのでしょう。
住宅ローンを滞納してしまうと、最初のうちは、「支払いをお願いします」といった催告状が金融機関から届くことになります。この段階では、まだ滞納分を支払うことで、あまり大きな問題にはなりません。ですが、住宅ローンは滞納が続くと、代位弁済手続き開始の予告というものが届きます。これは、このまま滞納が続くと、住宅ローンを一括で返済してもらいます。また、一括返済ができなければ、競売にかけます。という告知なのです。文章自体は、もっと難しいものですが、要約するとこういった内容になります。
このまま、返済がなければ、分割払いの契約が無効になり、一括返済をしなければならなくなります。その返済もできなければ、住宅が差押えられ、競売にかけられることになるのです。その競売での差額はもちろん、返済しなければなりません。ですから、督促された段階で、きちんと返済しておかなければ大変なことになってしまいます。
競売の場合は強制的に売却されますが、任意売却は自分の意志で住宅を売却することです。その大きな違いとしては、立ち退きの必要がないということです。また、売却額も、競売よりも高くなるのが一般的です。任意売却であれば、住宅の売買の相場に近い金額で売却ができるということになります。
ただし、任意売却をする場合、住宅ローンの滞納があれば、債権者の許可なく勝手に売却することはできません。実際に任意売却をするには、債権者の合意が必要となります。ただし、銀行としては、任意売却よりも競売のほうが都合がいいので、なかなか同意はしてもらえません。専門家に依頼するのがいいかもしれません。
任意売却のもう一つのメリットは、残額の扱いにあります。競売の場合は、残額は一括で返済ということになるのですが、任意売却の場合は、交渉によって分割の返済も可能になるという点です。住宅ローンが返済できないような状況になってしまったのであれば、競売にかけられる前に任意売却を考えてみてはどうでしょうか。
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