住宅を手放したくなくても、ローンが返済不可能なら金融会社も対処しなくてはなりません。滞納を繰り返していると、分割返済の権利を失い、最終的には一括払いを要求してきます。当然分割払いで回収できる利益がなくなるわけですから、「一括で払ってください」ということになりますよね。しかし、実際に滞納している場合な訳なので、当然一括で支払うのも難しいです。そういう時、金融会社は債権回収会社に依頼するわけです。
債権回収会社というのは、文字通り債権を回収するための専門の会社です。ドラマや映画などでは、「怖い男の人がやってきて・・・」というのが描かれていますが、普通の債権回収会社もあるので、恐れる必要はありません。ただ、債権回収会社は、当然依頼者(金融会社)の融資金額を取り戻そうとするので、いろいろな方法を駆使してきます。その一つが競売という手段ですね。これを使われると家を失う可能性があるので、十分注意したいところです。
金融会社や債権回収会社は、「支払いができないなら、それはもう債務者のものではないですよ」と判断します。住宅を購入する時、金融会社が住宅の金額を立て替えて支払い、それを回収するのが住宅ローンの仕組みです。当然支払えないのなら、本来購入の時に支払った金融会社のものとなるわけです。そのため、競売にかけて住宅を勝手に売ってしまうのです。当然、債務者は支払いができない訳なので、家を手放すしかなくなります。十分気を付けておきたいところですね。
債権回収会社は、何としても債権を回収するために動くので、当然法的手段を取ってくることもあります。住宅ローンを支払わないというのは、一種の金融事故であり、裁判所も絡んでくることとなります。競売開始決定通知が送られてきた場合、原則としては家を取り戻すことはできなくなります。その競売の回避方法として、近年任意売却が行われています。債権回収会社に競売に出されるのではなく、自分の意思で「家を売るよ」という事です。近年は金融会社も住宅ローン分を回収できるということで、売却金額からの配分を認めているところが多いですね。
東京都品川区西五反田一丁目11番1号
アオイス五反田駅前602号室
TEL 03-3492-5721
FAX 03-3492-8410
<サポートエリア>
首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)
を中心に全国対応いたします。