金銭的に行き詰まった時、自己破産という言葉が頭をよぎるなんてこともありますよね。確かに、借金を帳消しにできる方法として知られており、日本でも利用者はとても多いです。しかし、一見便利に見える自己破産にも、当然メリットもある一方で、デメリットもあるのが現実です。上手に使わないと、本当に後悔してしまうかもしれませんよ。まずは良い面と悪い面から多面的に見てみましょう。
例えば、ある金融機関から10万円借りたとして、返済する予定だったのが返済できなくなったとします。すると、普通の人は何とか工面して返済するのですが、中にはそれができない人も入るわけです。返済できないと困るので、他の金融会社から再び借りて支払うようになります。この時10万円だけではなく、利息も付いてしまうので、当然支払金額は大きくなりますよね。これが雪だるま式に膨らんでいって、最終的に返済が不可能になってしまいます。そういう時に自己破産するわけです。
自己破産は、確かに大きすぎる借金を帳消しにできる効果を持つ手続きとなります。自分が負担すべき借金を背負わなくて良くなるという点は、この手続きの最大のメリットとも言えるでしょう。その他、例えば闇金やサラ金を頼ってしまって、金利が大きすぎる場合なども自己破産を利用することができます。そもそもそれらに関しては、超過分の利息は支払わなくて良いことになっているので、自己破産をする必要がない場合もありますね。とにかく、支払いを回避できるのが優れている点です。
自己破産は一見すると借金をチャラにできて、便利なものだと思います。しかし、一度自己破産すると、もう金融会社では基本的に融資を受けることはできなくなります。金融会社としても、貸しても返してくれない人に貸す義理はありませんよね。それらの情報に関しては信用情報機関というところに登録されるので、どの金融機関にもバレてしまいます。いわゆるブラックリスト行きになるということですね。その他、自己破産するのにも費用が掛かりますからね。そういう点はデメリットだと言えるのではないでしょうか。
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