最近流行の新築住宅で「賃貸併用住宅」というものがあります。これがあると住宅ローンの負担が大幅に減ることも。いったいどういった仕組みなのか、以下で確認していきましょう。
賃貸併用住宅とはその名前通り、自分たちの住居と賃貸住宅が一緒になった家のことです。つくりはさまざまですが、一階部分を賃貸にして二階に自分たちが住む、もしくはその逆などといった感じが一般的。自分たちが新築住宅に住みながら、家賃収入を得ることができるので、結果的に住宅ローンの負担を軽減することができるのです。
メリットが豊富と思われがちな賃貸併用住宅ですが、当然デメリットもあります。まず賃貸部分が1戸以上発生するので、自分たちの住居と合わせて新築物件を二つ建てるくらいの初期費用がかかります。土地は2階建て、3階建てにしていくことで最小限で済みますが、やはり初期の負担は大きく、その後のローンも月々の返済額が通常の住宅よりも高額になります。低金利ではありますが、収入が多く支払い能力が高くなければ銀行の審査を通ることはできません。
そして賃貸住宅ですから、借りてくれる人がいて初めて家賃収入が発生します。スムーズに借り手が見つかり長く住んでくれればいいのですが、なかなか見つからず、賃貸物件のための広告を利用するようなことになればさらなる費用も。どちらにしろ、家賃収入を当てにせずとも毎月のローンが支払えるだけの蓄えや収入が必要になり、銀行での住宅ローン審査も厳しいものになります。
■任意売却を避けるためにも資産の管理はしっかりと
銀行の審査にも無事通り、賃貸併用住宅を手に入れたとしても、出費増や収入減により住宅ローンを滞納すれば、差し押さえ、任意売却ということもありえます。せっかくのこだわりの住宅もこれでは台無しになってしまいますから、資産管理はしっかりと行いましょう。高所得の家庭が住む地域などでは、周辺地域の家庭と生活水準を合わせるがあまり、出費が多少きつくても無理をしてしまうことがあります。これが原因で生活が苦しくなり、借金問題に発展することもありますから注意しましょう。
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