一度は愛を誓い合った二人が、やがて離婚してしまうというのは悲しいことです。ただ、特段珍しいことでもありません。日本では、実に三組に一組が離婚しているというデータが出ております。
つまり、離婚そのものは大きな問題ということではないでしょう。ここでは、日本の離婚の実態について見ていきたいと思います。
世界という観点で見ると、日本の三組に一組というのは、多いのか気になる所です。離婚が多い国のランキングを見てみると、一位はロシアとなっております。二位にアメリカ、三位がイギリスです。日本は26位なので、そこまで多いわけではないということが分かります。
ちなみにアメリカでは2組に1組は離婚すると言われており、ロシアでは離婚そのものをそこまで大きな出来事と捉えていない人が多くおります。だから、複数回再婚することも珍しくないのです。
日本国内に絞ってみると、都道府県別で離婚の多いところが分かれます。一位は沖縄となっておりました。この理由は、低所得者層が多く、経済的な理由で離婚せざるを得なくなることが挙げられます。また、初婚年齢が低いため、その分早い段階で離婚になってしまう夫婦が多いようです。周りに離婚する夫婦が多いと、理解者も多いことも理由の一つでしょう。
近年、社会問題となりそうなのが、熟年離婚です。今熟年と言われている世代は、いわゆる団塊の世代です。夫は仕事を、妻は家事をという、典型的な夫婦の形であったのです。ただ、社会は変わり女性の社会進出が盛んになりました。それに伴い、妻はもはや家で家事をするだけの存在ではなくなったのです。これまでは夫に養ってもらわなければ生活できないという理由で離婚できなかった人も、今はそうではなくなったのです。これが熟年離婚を増やしている理由なのです。とはいえ、お互い自立して生活できるのであれば、熟年離婚はさほど問題とは言えないでしょう。
今は、日本人の価値観も徐々に変わりつつあり、離婚も大きな問題として捉えなくなってきました。いつまでも不満を抱えたまま夫婦を続けるよりも、お互いがりスタートを切るという意味で肯定的に捉える人も多いのです。
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