よくインターネット上では「借金なんて自己破産すれば良いじゃん」という書き込みを見かけますよね。しかし、そういう書き込みにだまされないでください。たしかに自己破産は有効に使っていけば、とても便利な制度です。しかし、気軽に使えるものではないので、自己破産しようと思っている方は弁護士や司法書士に相談の上、じっくり考えていくことが必要となります。そこで焦点となるのが、自己破産後に生活再建が可能かということですね。
自己破産を一度してしまうと、自分名義の資産を売却することが必要となります。ここで勘違いしている人がいるのですが、自分が所有しているすべての物が全て売却されるということはありません。資産価値が数万円以上ないといけないなどの決まりがあるので、あまりに価値が低いものに関しては、手元に残ります。そのため、自己破産してから生活が一気に困窮するということは避けられるようになっています。一見すると優しい方法のように聞こえますが、自宅などを引き渡す人も多いのが現状です。
自己破産して、自宅を売却もしくは差し押さえされた場合、次の住宅を探すのが難しくなります。なぜなら、新しい家を買う余裕はないでしょうし、賃貸住宅を見つけると言ってもなかなか決まらないことも多いです。仕事があり安定した収入があるという方は別ですが、そもそも自己破産をする方はリストラされたり、無職の方の方だったりします。そういう時点で、生活再建が難しくなってしまうことにもつながってくるワケです。
まずは安定した仕事が必要となります。そもそも安定した仕事に就いていれば、借金をして払えなくなるということは少ないです。ただ、近年は簡単に安定した職業に就くことはできませんよね。もちろん仕事はたくさんあるものの、非正規雇用を増やした企業が多くなっており、不安定な収入になっている方も多いです。だからこそ、十分気を付けて選択していくことが必要なのです。借金で困った場合は安易に自己破産せず、解決方法がないか専門家と相談していくのが良いのではないでしょうか。その方が生活再建は容易だと思います。
参照ページ 自己破産をお考えの方
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