理由が分からないのに、住宅ローンの審査が通らなかったという話を時々聞きます。自己破産をしたらローンの審査が通らない、クレジットカードが作れないという話はよく聞きますが、実は住宅ローンの審査は案外簡単に通らなくなってしまいます。
例えば、車など他の資産のローンの支払いが遅れたことがなかったでしょうか。滞った期間は契約状況や借入先にもよりますが、数ヶ月でも審査が通らなくなる場合があります。また、支払いが遅れた理由が、ただ単に家計状況だけではなく、引越や転勤、転職のバタバタ、身内の不幸であったとしても、そのあたりの事情は加味されません。
さらに顧客情報がJICC、CIC、CRINといった信用情報を登録している機関で共有されている為、滞った金融先でなく、別の金融会社でローンを組もうと思っても審査が通るのが難しくなります。しかも借り入れできない期間は5~10年と、かなり長期間にわたります。
例えば、住宅ローンの支払いが難しくなった場合、対策のひとつとして今借りている借入先から別の金融会社への乗り換えが挙げられます。ただタイミングが遅く手遅れだった場合、別の金融会社でローンの組み直しをしようかと思っても、この方法は使えなくなるのです。
家計の見直しを行ったり、労働時間を増やしたり、資産を売ってもどうしてもローンが払えなければ最悪のケースですが、その時は持ち家を手放さなければなりません。持ち家を売る方法は任意売却と競売のふたつがあります。任意売却は持ち主の意思で不動産を売ることができますが、競売は貸付人と行政によって強制的に執行されるもの。つまり値段などを含め、売買条件を決める上で、競売に掛けるよりも任意売却を行う方が良いです。加えて、後々の資産運用の面でも有利に働くでしょう。
ちなみに、競売が申し立てられる時期は、ローンの支払いが滞ってから、早くて約1年弱ぐらいです。金策にあぐねている間に、案外早く競売の手続きが進行してしまいます。「今は払えているけど、かなり家計状況が苦しい」といった状況の場合は、任意売却の覚悟はしておかないといけないかもしれません。
携帯料金を滞納すると住宅ローンが組めない?のページもご覧ください。
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